値段が高い
雑誌連載記事をまとめた本である。 多彩な学説をつぶさに押さえていきたい人にはおすすめできる。 その代わり、一本筋の通った学説を、てっとりばやくマスターしたい人には、大幅な回り道になるだろう。やはり値段が高いのが難点の1つ。 もうひとつの難点は、重要論点「誤想防衛・誤想過剰防衛」についての記述が全然無いこと。 すでに1999年の著作であるため、古くなりつつあるところもないではない。
最高の刑法の教科書
一般的な刑法の教科書と比較して以下の特徴があります。 (1) 通常の刑法の体系書に比べて、著者の見解以外の学説が非常に詳しく解説されている。 (2) 受験指導校が刊行しているテキストに比べて、先端の議論や少数説にも十分な記述がある。 (3) 刑法の最大の対立論点である実質的違法性の議論が巻頭にわかりやすくまとめてある。 (4) 代表的な刑法学者の犯罪論の体系がまとめてあるため、各学者の先生の著作を理解しやすくなる。 (5) 刑法上の各論点を刑法の基本原理や犯罪論の体系との関係を明確にして説明している。 図表を用いた解説がないのがやや難点ですが、本格的に刑法を勉強する人にとっては最適の教科書となると思います。
司法試験択一刑法が苦手な方に!!
司法試験の択一刑法が苦手という方、学説が複雑過ぎて整理できないという方、学説の対立がいまいち理解しきれない方、などにオススメの一冊です。 予備校本としては少々高いような気もしますが、これは立派な基本書です。 著者は結果無価値の立場に立たれているようですが、この本はどちらにも偏らずに書いてありますので、行為無価値の立場に立つひとでも抵抗なく使える本だと思います。
早稲田経営出版
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